ワインは赤が好きです。
好きですが語れるような知識は持ち合わせていませんが。
たまには少しいいワインが飲みたいと思って探していると、興味深い記事を見つけました。
テレビ朝日の「芸能人格付けチェック」という2019年3月に放送された番組で、名芸能人が目隠しで赤ワインと白ワインを飲み比べ、赤ワインを当てるというものでした。
いつも良いワインを飲んでいそうな有名芸能人の多くの方が、間違えて白ワインを赤だと言っていたのです。
どうして赤と白を間違えるのだろう。そんなに分かりにくいワインだったのだろうかと不思議で仕方ありませんでした。
赤ワインと白ワインの違いって?
- 赤ワイン 果皮や種子を一緒に発酵させ、果皮から色素を引き出したワイン。主に黒みがかった紫色の果皮を持つ黒ブドウから造られる。種子から引き出されたタンニンによる渋みを持つ。
- 白ワイン 果皮や種子を先に取り除き、果汁だけを発酵させて造られるワイン。黄緑色や薄いピンク色の果皮をもつ白ブドウを原料とすることが多いが、黒ブドウから造られるものもある。
*「ワイン完全バイブル」より
上記のように一般的に赤ワインと白ワインではブドウと製造工程の違いがあり、赤ワインは果皮や種子からのタンニンの味わいを、白ワインは酸味などの個性を楽しむものと思っていました。違いは明らかなのではないかとも。
「芸能人格付けチェック」で使われた白ワインって?
格付けチェックで使われた白ワインは「クメティエ シュテッカー006」というワインでした。
「クメティエ シュテッカー006」は白ブドウを使い赤ワインと同じように果皮や種子も一緒に醸して造られ褐色の濃い色になるオレンジワインと呼ばれるものであった事がわかりました。
通常の白ワインとは違いかなり渋みも感じられるワインのため、赤ワインと錯覚しても仕方のないワインのようです。
しかも「クメティエ シュテッカー006」の原料となったブドウは「ピノグリージョ」という赤ワイン用のブドウ品種「ピノノワール」の亜種であり、白ワイン用のブドウとはいえ赤ワインを思わせる風味はあったのでしょうか。不思議です。
しかし、こんなにも多くの人が迷うなんてソムリエの方の知識ってすごいですね。試験はかなり難しいものだと聞いた事があります。
そこで気になるのが「オレンジワイン」です。
オレンジワインって?
オレンジワインの原料は白ぶどうで、赤ワインと同じ工程で造られるワインの事です。白ブドウのなかにアントシアニンが含まれていないので赤色にはならず、オレンジ色に近い色になるようです。
逆に黒ブドウを使って白ワインのように造られたものがおなじみのロゼワインです。
決して、オレンジから造ったワインではありませんでした。(笑)
近年では赤・白・ロゼ。そして4番目のカテゴリとしてオレンジワインが広く認知されブームにもなっているようです。
オレンジワインの味わいと合う料理は?
深い香りと味わいを持つオレンジワインはさまざまなスタイルがあり、独特な厚みのある味わいのものは辛い香辛料を使ったインド料理や韓国料理などとの相性が良いようですし、発酵食品や和食とも合わせやすいものや、またエスニック料理に合うものまであり幅広く楽しめます。
ワインって難しいですね。
ひとつ知識が広がりました。
明日はどんなワインにしようかな。