お風呂掃除で思い出した事があります。
我が家はマンションに住んでいてユニットバスを使っています。
8年位前にリフォームで浴槽を入れ替えました。
追い焚きは出来ないタイプです。
4年ほど前の話です。
当時は、残り湯は溜めておいて翌日お風呂を入れる前に掃除をするというパターンにしていました。
というのも、ある年の大きな台風で3日間位停電になった事があり、上の方の階に住むわたしたちは、一階から生活水を運ぶのに大変苦労した経験がありました。
災害に備えてお風呂の水は残しておくという生活スタイルにしていたのです。
入浴剤も好きでよく使っていました。
ある時、毎日掃除しているはずなのになぜか「もわっとした匂い」が気になるようになりました。入浴剤の香りと混ざった不快な匂いでした。
お湯の出口は
このタイプで、上部のネジをはずて開けるようになっています。
当時は、まさかこのネジを開けて掃除をしなければならないなんて思いもよらず4年位開けた事はありませんでした。
でもどうも匂いが気になるし、開けれる所は全部開けて見ようと思いネジをまわしました。
あぁ~・・
今も忘れられません。
恐ろしい光景。
大きな巨峰のようなゼリー状のものが、たわわに付着しているではありませんか💧
色は透明でした。
なにこれ・・・
驚愕の光景でした。
ここから出てくるお湯につかっていたかと思うと蕁麻疹が出そうなほどショックでした。
すぐお風呂の雑菌について調べました。
〈風呂釜内部にある汚れ〉
バイオフィル
バイオフィルムとは、微生物のかたまりみたいなもので身近なものとしては台所のヌメリもバイオフィルムです。
循環式温浴施設ではろ過機が使用されますが、ろ過機は水中の汚れを除去しますが、その汚れがろ過機にたまって水中の微生物の栄養源になります。
その微生物がろ過機や配管にバイオフィルムをつくります。
レジオネラ菌もそのバイオフィルムに寄生し、膜に覆われているのでバイオフィルムにいるレジオネラ菌は塩素では死にません。
バイオフィルムがある浴槽でたくさんの人が入浴すると水中の塩素がなくなり、バイオフィルムに寄生したレジオネラ菌が水中に繁殖を始めます。そしてお風呂のお湯は40度前後でレジオネラ菌がもっとも繁殖する温度ですので、短時間で一気に増えていきます。そのお湯の飛沫(エアロゾル)を肺の中に取り込んでしまうとレジオネラ肺炎やポアンテック熱という病気にかかります。
これらをレジオネラ症といい特にレジオネラ肺炎は致死率の高い病気です。
浴槽の配管の内壁には 、粘着性の生物膜(バ イオフィルム)が生成され易く 、レジオネラ属菌の温床となります 。そのため 、年に 1 回程度は 、循環配管内のバ イオフィルムを除去し 、消毒することが必要です。
※(厚生労働省「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」より)。
絶句でしたね。
知らないという事は本当に恐ろしいです。
入浴剤の影響も少しはあったのでしょうか。
我が家は追い炊きが出来ないタイプなので「風呂窯」とは言わないみたですが、取扱い説明書を見てもそのあたりの詳しい記述は見当たりませんでした。
なので正しい掃除の仕方がわかりません。
ネジを外して掃除をしても良いものかどうか掃除の方法もよくわかりませんが、とりあえず開けれる所は定期的に全部あけて掃除をしています。
それ以降は残り湯を溜めておく事はやめました。
掃除はお風呂を出る前に必ずやり、熱湯をかけておく。
換気は24時間を徹底しています。
入浴剤はやめました。
雑菌につかっていたなんて・・
誰にも言えずに隠していた恥ずかしい経験です。
カミングアウトしました。
清潔なお風呂に入るように気を付けたいものです。