amenomukou’s blog

一杯のお酒とおつまみで楽しく!

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断捨離

わたしは掃除が好きではなく四角い部屋を丸く掃くタイプです。

いちいち物をどけて掃いたり拭いたりがとても面倒で手を抜きがち。
気がつくと埃がたまり、悪戦苦闘し疲れはてるという負のスパイラルでした。
いっそのこと何も無ければどんなに楽かといつも思っていました。
「それなら、そうすればいい」ということに考えが及ばずこの年まで。
 

ミニマリストへのあこがれ

60歳を過ぎて、老後の事をあれこれ考えて行くうちに終活でも始めようかと思い立ち、色々とYouTubeを検索しはじめました。
おどろいた事に世の中にはミニマリストという方がおられる事を初めて知りました。
ミニマリストの考え方、凛としてゆるぎない信念にとても感動し、わたしの中で終活から「物を手放して豊かな生活を送る。ミニマムな生き方を目指す」に変わっていきました。
物を手放す事を意識するようになってまだ三か月位ですが、それでも随分と暮らしの中の空気感が違って来たように感じます。
想い出の物や娘が幼かった頃の作品は手放す事が出来ず、ミニマリストへの道はまだまだ時間がかかりそうですが。
「一日に一つは物を手放す」それが今の目標です。
 

 断捨離が進まない

問題は夫。
夫は何でも取っておくタイプです。
40年以上前に受験のために購入した筆箱や、あるか無いか記憶にもさなそうなさまざまな小物たち。録音した沢山のカセットテープなども捨てられずに取ってあります。
結構几帳面なので綺麗に保管してはいるもののわたしには不要品にしか思えません。それについて何度も言い合いをしたものです。
この考え方の違いをどう解決していくかが大きな課題です。
まあ、人を変えることなんて出来ないし変えようとしてはいけないらしいし。
こうなればわたしはミニマムな生活を目指し、夫には想い出の品に囲まれる空間を作ってあげるべきなのでしょうか。
もしくは耳元で「不用品が多い家に幸運はやってこないらしいよ」などと囁き続けてみましょうか。
 

やってはいけなかった事

やってはいけなかった事もあります。
夫の鞄を勝手に処分しかけた事です。
おそらくは本人の記憶にもなかった鞄。
ある時、夫が探し物をしていてたまたま目にした鞄。そのままクローゼットに戻していたようです。
そうとは知らないわたしは、何年も使っていないその鞄をゴミに出してしまいました。
結婚して38年、そんなふうに片付けをしてこれまで一度も夫が気づいたことがなかったもので
ゴミ庫から帰ったわたしに夫が「〇〇の鞄しらない?」と聞いて来たではないですか。
「えっ!傷んでたから捨てた。」
普段あまり怒らない夫がひどく怒りましたね。
もちろん勝手に人の物を捨てたわたしが悪いのです。
いくら夫婦でも人の物を勝手に処分してはいけない。
改めて気がつきました。
酷い嫁です。
 
思いが違うとは断捨離にとってとても難しい事ですね。
ほんと、そう思います。
 

  捨てられそうになった鞄 

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   そして  

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スーパーの袋に入れて天袋の奥に押し込まれた鞄。
 
戦いはこれからも続きます。