今、スーパでも美味しそうないちごが沢山出回っているので気になって調べてみました。
園芸学ではいちごは草の実(草本性)「野菜」になるそうです。
なのでタイトルも「春の旬野菜③ いちご」としました。
バラ科は植物の科名のひとつで、薔薇をはじめとし90属2500種類の植物が属しているそうです。梅やりんご、桃、桜なども「バラ科」に属するそうで意外な所に驚きです。
◆主な品種と特徴
現在では改良が進み多くの品種があり、有名な所では「とちおとめ」「あまおう」「さちのか」「紅ほっぺ」「さがほのか」「あすかルビー」「古都華」などですが、地域特産の美味しいいちごも沢山あり20品種以上存在します。
とちおとめ | 糖度が高くてほどよい酸味があり、果汁も豊富。果実がしっかりしているので、比較的日持ちがよいのも魅力です。 |
あまおう | 甘い、丸い、大きい、旨いの頭それぞれ4文字をとって名づけられたあまおうは、知名度も全国レベル |
さちのか | 甘酸のバランスのよいイチゴで、果実がかたくて保存性と輸送性も良好です |
紅ほっぺ | 甘味が強く酸味もやや強めで、イチゴ本来の甘酸っぱさを堪能できる品種です。 |
さがほのか | 果皮はツヤのある紅色をしていて、果肉はきれいな白色。甘味が強く多汁で、酸味はおだやかです。 |
あすかルビー | 果肉は少しかためで果汁が多く、糖度も高めでほどよい酸味があります。 |
古都華 | 果皮はツヤのある赤色で香りが強く、糖度と酸度が高めで深みのある濃厚な味わい。 |
◆主な産地
都道府県 | 品種 |
栃木県 | とちおとめ・スカイベリー |
福岡県 | あまおう |
熊本県 | ひのしずく |
静岡県 | 紅ほっぺ・章姫 |
長崎県 | さちのか |
主な栄養価
・ビタミンC
イチゴはある程度の量をまとめて食べることが多いので、ビタミンCの摂取に適しています。 これは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。
イチゴの赤い色素成分であるアントシアニンはポリフェノールの一種で、眼精疲労回復や視力回復に有効とされるほか、活性酸素を減らし、がん予防にも効果があるといわれています。
・その他さまざまなアミノ酸も豊富に含まれます。
◆美味しいいちごの選び方
・十分にヘタちかくまで色付いているもの・表面に艶があり産毛のようなものが残っているもの
・ヘタの緑が鮮やかでピンと立っているもの
◆いちごの美味しい食べ方
イチゴはヘタ側からとがった先に向けて徐々に甘味が強くなります。その為、ヘタに近いほど、甘みよりも酸味が強く感じられます。
ヘタに近い所から食べると最後まで甘味を感じるという事ですね。
ちなみに、いちごの表面にあるツブツブは種ではなく、ひとつひとつが果実でそれぞれのツブツブの中に種が入っていますです。
◆まとめ
調べてみると各地に特産品として愛されているいちごが沢山ありました。
どれも生産者さんが一年をかけて大切に育てられたいちごです。
感謝しながら頂きたいと思いました。
また、「いちご狩り」も人気のようですが、最近ではその「いちご狩り」でいちごの一番甘い、先の部分だけを食べて捨ててしまう参加者も増えており、生産者さんも苦慮しておられるとの記事も目にしました。
心痛む記事でした。
美味しく頂きながら春を満喫したいと思います。
また来て頂けると励みになります。