amenomukou’s blog

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「こめ油」は体に悪いの?

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料理用の油を「こめ油」に変えて見ました。

「こめ油はいいらしい」という事は知っていたのですが、価格が少し高めなので迷っていました。

でも健康の事も考えて変えてみる事にしました。

栄養価などを調べようと「こめ油」と検索すると一番最初に出て来るのは「こめ油 体に悪い?」というワードだったものでびっくりしました。

若い方はご存じないかも知れませんが、遠い遠い昔に「カネミ油症事件」という食用油に毒物が混入した事件がありました。「油 体に悪い」と見ると一気に警戒してしまいます。飛躍し過ぎですね・・

そこでどんな風に「体に悪い」のか調べて見ました。

 

◆「こめ油が体に悪い」と言われる要因

それは油の抽出方法にありました。

食用油の抽出方法には主に「圧搾法」と「溶剤抽出」の2通りあます。

圧搾法は、原材料に物理的に圧力をかけて搾る方法で、余計なものを使わないので安全性が高く、原材料が持つ栄養素が壊れないのがメリットです。

溶剤抽出は、ノルマルヘキサン(n-ヘキサン)という溶剤を使って油を溶かし出す方法です。圧搾法よりも素早く大量の処理が可能なので、多くのメーカーでこの油溶剤抽出方法を取り入れらています。

問題なのがこのノルマルヘキサン(n-ヘキサン)という溶剤が毒薬であるという事のようです。

しかし、実際にはこめ油は溶剤抽出の後で高温で蒸留するため、この時にノルマルヘキサン(n-ヘキサン)は揮発して無くなります。製品には有害物質の残留がないことは多くのメーカーで説明されています。

 

 ◆メーカーさんの努力

わたしは「こめ油」を使い始めてまだ半年位です。これまで津野食品さんの「こめ油」を使って来ました。(アイキャッチの画像)

そこで、「こめ油」についてホームページを閲覧させてもらいました。

 

www.tsuno.co.jp

 

 ISO22000:食用こめ油の製造について認証取得など、衛生管理や安全性の検査の取り組みを行っておられるようでホームページから企業努力が伝わってきます。

 

  • ISO 22000は、『食品安全マネジメントシステム-フードチェーンに関わる組織に対する要求事項(Food safety management systems - Requirements for any organization in the food chain)』の国際標準規格である。安全な食品を生産・流通・販売するために、HACCPシステムの手法を、ISO 9001(品質マネジメントシステム規格)を基礎としたマネジメントシステムとして運用するために必要な要求事項を規定している。
    参照: ja.wikipedia.org/wiki/ISO_22000
  • ◆「こめ油」の栄養価

 米ぬか由来の機能性成分(ビタミンE、トコトリエノール(スーパービタミンE)、植物ステロール、γ-オリザノール)をたっぷり含みます。

  • 栄養機能食品(ビタミンE)

*ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。

(津野食品ホームページより参照させて頂きました)

 

とくにビタミンEは血管や肌・細胞などの老化を防止し、血行を促進するなど生活習慣病の予防に効果があり、若返りのビタミンとも呼ばれているようで美肌効果も期待できそうです。

嬉しい事だらけですね。

 

◆「こめ油」を使った感想

・揚げ物がカラッと揚がる

・油の嫌な臭いがしない

 長時間揚げ物をしてもムカつきがありません

・油がさらっとしていて洗い物が楽

 鍋を洗う時、油のヌメリが少ないように感じます

 

◆まとめ

「溶剤抽出」は他の油を製造する時も使用される事があるらしく、「こめ油」に限ったことではなさそうです。

メーカーさんを信じて安心して使用する事も大切かなという感想に至りました。

揚げ物はとにかく美味しくなるし、栄養価もあるし、今後も「こめ油」は使って行きたいと思います。